株式会社ティムス代表取締役社長の若林です。
今回は、本日公表しました、RTWによる当社株式売却についてご説明したいと思います。
ニュースリリースに驚かれた方もいるかもしれませんが、経緯としましては、9月6日(土)に、RTWから株式を売却した旨の報告を受け、今週に入ってから売却先等のその他の事項について連絡をいただいたというものです。
売却理由については「ファンドの運用方針による」と聞いていますが、総額で1兆円近い額を運用している機関投資家なので、様々な要因により、当社とは直接関係ないところで運用方針が決まっているものと認識しています。
株式の売却にかかわらず、当社・Corxel社・RTWの間における、TMS-007をはじめとしたパイプラインの開発に関する本丸の提携関係は、締結済の各種契約に基づいてこれまで同様に継続していますので、ご安心ください。TMS-007/JX10におけるグローバル第Ⅱ相/第Ⅲ相試験ORIONも、順調に推移しております。
これまでもお知らせしている通り、Corxel社は2019年にRTWが設立したベンチャーであり、RTWは現在も発行済株式の80%を保有している大株主です。Corxel社がTMS-007/JX10を重要なパイプラインとして導入し、ORION試験をグローバルに遂行するために多大なリソースを割いているのは事実です(日本パートは当社が治験依頼者として実施し、その一部費用を負担します)。
本音を言えばRTWには当社株式をもう少し長く持っていただきたかったというのはありますが、Corxel社との関係は非常に良好であり、ORION試験も順調に推移しておりますので、TMS-007/JX10をはじめとするパイプラインの進捗に注力し、企業価値の向上に努めてまいります。