当社は、2005年に、東京農工大学発酵学研究室教授であった蓮見惠司らが発見した医薬シーズを実用化することを目的に設立されました。

同研究室は、遠藤章博士(コレステロール低下薬スタチンの発見者、2008年ラスカー臨床医学研究賞、2017年ガードナー国際賞、1997年3月まで教授として在籍、現在 東京農工大特別栄誉教授)の研究の流れを汲むもので、微生物由来の生理活性物質の探索研究を中心とし、その作用解析、薬効評価などを行っています。血液凝固・線溶系に作用する生理活性物質の探索の過程で、多数の新規化合物を発見しています。血栓溶解効果と抗炎症効果を併せ持つ低分子化合物群SMTPはこの過程で見出されました。

2018年6月には、リード化合物であるTMS-007をバイオジェンに総額3億5,700万ドルで導出する、日本のバイオベンチャーによるディールとして最大規模となるオプション契約を締結しました。

2005年2月

当社設立

2005年 - 2011年

SMTPの薬効薬理試験で血栓溶解促進作用、抗炎症作用、脳梗塞改善作用を確認

2011年11月

TMS-007の非臨床試験を開始

2014年10月

TMS-007 の臨床第Ⅰ相試験を開始

2015年10月

TMS-007 の臨床第I相試験を完了

2018年2月

TMS-007 の臨床第II相試験を開始

2018年6月

TMS-007をバイオジェンに導出するオプション契約を締結

2021年5月

バイオジェンがTMS-007のオプション権を行使

2021年8月

TMS-007 の前期第Ⅱ相試験を完了

2022年11月

東京証券取引所グロース市場へ上場(証券コード:4891)

2024年1月

バイオジェンがTMS-007の権利をJIXINGへ譲渡

2024年1月

JIXINGとの戦略的提携に関する契約を締結し、TMS-007及びJX09の日本における開発販売権を取得