株式会社ティムス代表取締役社長の若林です。
1月22日(日本時間23日)に、当社の提携先であるCorxel Pharmaceuticals(以下「CORXEL」)が、2億8,700万ドルの資金調達を行ったことを発表しました。1ドル158円換算で約453億円という大きな金額です。このニュースは、米国のニュースサイトでも多く取り上げられています。
2025年の米国の非上場バイオテックによる資金調達でこれより大きなものは6件しかありませんでしたので(Labiotech社DBより当社調査)、米国基準でも非常に大きな資金調達であると言えます。調達額もさることながら、CORXELの創設者である有力投資家RTWに加えて、RA CapitalやSROneといった一流投資家が株主に加わったことも大きなプラスです。提携先のことながら誇らしく思います。
CORXELの今回の資金調達により、TMS-007/JX10のグローバル臨床試験「ORION」(Ph2/Ph3試験)の進捗にも大きな弾みがつくことになると思います。
今回のリリースでは、CORXELが開発中の肥満治療薬(GLP-1作働薬)候補CX11が強調されていますが、TMS-007/JX10の開発も着実に進められていますので、ご安心いただければと思います。
また、当社は2024年1月にCORXELの普通株式500万ドル相当(当時の時価)を無償取得しており、CORXELの株主でもあるため、CORXELの企業価値向上は当社にとっての直接的なメリットにもつながります。なお、当社は、2025年2月にCORXELから約225万ドル(約344百万円)の配当金を受け取っていますが、これはCORXELの資産売却による臨時配当金であるため、当社が保有するCORXEL株式の現在の評価額は500万ドルを下回る可能性があります(簿価上は当初からゼロ円評価で計上)。
当社もCORXELに負けないように企業価値向上に努力してまいります。今後ともよろしくお願いいたします。
※ 余談ですが、2016年頃にRA Capitalを訪問し、トップのコルチンスキー氏にお会いしたことがあります。RA Capitalは、テックアトラスという疾患分野毎の医薬品候補を網羅した詳細なデータベースを作成しており、まだ日本でPh1を終えた段階に過ぎなかったTMS-007が記載されていて驚いた記憶があります(主に英語情報を基に作成している商用データベースではTMS-007は捕捉されていませんでした)。TMS-007についてはポジティブに評価いただいたのですが、当時はバイオジェン社と交渉中だったこともあり、RA Capitalとの会話はそれきりになりました。