株式会社ティムスのブログ担当です。

今回、東京農工大学発の創薬ベンチャーとして設立した当社についてより皆さまに知っていただくため、取締役へのインタビューを行いました。

本記事では、IPOを目指したソフトウェア会社を退職し、当社でグローバルIPOを成し遂げた管理担当取締役 伊藤剛に、管理担当取締役の視点からみた当社の魅力と成長可能性を話していただきました。

Go Ito

伊藤 剛

株式会社ティムス 取締役

5人でIPO、その先にある景色を見てみたかった

ティムスとの出会いを教えてください。

私は大学卒業後、大手メーカーに入社しました。大きな組織でしたが、広く全体を見渡せるようなところで仕事をしたいとの思いがあり、結局2年で退社して会計事務所に入所、そこからIPOを目指すソフトウェア会社に転職しました。しかし、その会社もIPOを断念しM&Aされたことで退職を決意し、エージェントからの紹介でティムスに入社しました。

再びIPOを目指すベンチャーで働いてみたいというのが、当社への入社動機でした。

入社当時の社員数は5名。家族も少し心配しましたが、5人でも上場を目指す、しかも本気で目指していると面接で聞いて、これはなんか面白そうだなと思いました。

今では当社の主力パイプラインであるTMS−007(JX10)も、当時はまだ前期第Ⅱ相試験がスタートする前でした。ですが、蓮見を始めとした経営陣から繰り返し話を聞く中で、「本気で未来に対して自信を持っている、信じている」とIPOへの熱意と本気度が腹落ちしました。

その後、当社は無事、グローバルIPOを果たすことになりますが、入社当時の私は、自分が出来なかった株式上場と、その先にある景色を見てみたいという思いから、ティムスへの入社を決めました。

 

関連記事:創薬ベンチャーの資金調達と成長:TMS-007(JX10)を支えた投資家たち

予定調和ではない当事者意識があるのが、ティムスの強み

ティムスの強みや特徴を教えてください。

私は管理部のマネージャーとして入社しましたが、当時は週3日勤務のスタッフがいるだけでした。

少人数のベンチャーというのは、そのような体制でも十分に運営できるので問題はありませんが、IPOに向けてはそのままとはいきません。一方で、少人数であることが、ティムスの強みであることにも気がつきました。いろんな話を全てオープンに、しかもフランクに議論ができるのです。

いわゆる予定調和的な議論はなくて、活発に、しかも意味のある議論をしている。以前のしっかり完成した組織とは対極にいる感じで、当社ではドキドキ・ハラハラがたくさんある躍動的な日々を過ごせました。

しかも、組織や制度などを構築していく発展途上の段階でもあったことから、社員一人ひとりが主体的に、現場で判断しながら動いていく当事者意識が、社内全体を活性化しているように感じました。こうしたベンチャースピリットは、今でも息づいている当社の強みだと評価しています。

全員で課題に取り組むベンチャースピリットを持ち続ける

ベンチャースピリットを感じたエピソードを教えてください。

IPO審査のプロセスですね。さまざまな質問にタイトなスケジュールで回答していくのですが、管理部門以外のメンバーも含め、一致団結してきっちり対応してくれました。その時の経験から、このチームは結構やれる、という手応えを得ました。

途中からグローバルIPOを目指す方針転換があった時も、やれるだろうと思って進めることができましたし、実際、少人数でも協力して乗り切ることができました。

人数が少ないからこそ、部署や専門性に捉われずに課題の解決に取り組めたのです。その結果、現場で判断しながら動いていく当事者意識が浸透し、進化してきたと思います。

私は、このベンチャースピリットをさらなる高みへと保ち続けるには、なるべくシンプルにしておくことだと考えています。ティムスでは、決まり事をガチガチに作ることはしていません。課題が発生した時に、全員で考えて、一人ひとりのオーナーシップや主体性を重視した組織作りや人材戦略、評価制度を緩やかに構築していくことで、ベンチャースピリットを持ち続けることに注力しています。

従業員の人生に彩りを与える企業に

ティムスの未来について、伊藤取締役はどのように描いていますか。

グローバルの中で存在感を発揮できるベンチャーでありたいと考えています。

そのためには開発がうまく進んでいく必要があります。私たち管理部門には、開発の道筋でサポートをしていただくパートナーから信頼される会社であるために、従業員の皆さんの自信とやりがいを支えていくティムスらしい、ベンチャーらしい管理体制を運用できるようにすることが求められます。

会社が大きくなって人数が増えてくると、従業員の中には受け身になってしまう人も出てくるのではないかと危惧しています。そうならない組織づくりや仕組みを模索していきます。

また、私自身は当社に入社するために、仙台から家族で転居しました。最初は戸惑うことも多かったのですが、家族と過ごす時間を大切にするようになり、時々、昔から取り組んでいたピアノを弾いています。

私のケースが参考になるかわかりませんが、当社に入社された皆さんが、その人生のイベントを契機に、新たな人生を歩み、そこに彩りを与えられる会社になればいいなと考えています。

 

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【インタビュイー】

伊藤 剛

株式会社ティムス 取締役(管理担当)

 

1993年4月 新日本製鐵株式会社(現日本製鉄株式会社)入社

1995年11月 株式会社三澤経営センター入社

2000年4月 株式会社サイエンティア(現One人事株式会社)入社

2006年11月 同社管理部長

2018年2月 当社入社 管理部マネージャー

2018年5月 当社取締役(現任)